書斎館 初めてのオリジナル万年筆を販売開始
全ての愛は文字に託され 全ての文字はmythから生まれる

闇に包まれた太初の時代に
大空を羽ばたく鳥ニュクスが闇の中で
わずかに巡り合えた優しさは“風”だった。
柔らかく翼を愛撫する風に恋をしたニュクスは、
やがて“風”と契りを結び、銀色の卵を宿した。
その銀白色の光芒を放つ卵の中から
黄金の翼をもった風の子供“天使”が生まれた。
天使は「天と地」「無限と有限」「光と影」「知恵と無知」
異なるものの間に立って、心と心を結びつけた。
そして、天と地にまたがる闇は晴れ
世界中は愛に満ちていった。

その後、長い年月が過ぎ
人類は神から与えられた文字を使い
愛する気持ちを文字に託すようになった。
文字を書くためのPenの語源は
Penna鳥の羽根…天使の羽根
愛する想いを“天使”で綴ることが出来ればという
想いを込めて“myth神話”という万年筆が生まれた。

愛に包まれ誕生した我が子
その愛する想いを綴った手紙を添えて
書き記した万年筆mythと共に封印する
そして我が子が大人になった日に解かれる愛の封印
そんな素敵な一頁を夢見てmythは生まれた。

mythmythmythペン先
ペン先画像をクリックすると拡大します。

myth 仕様
■発売年月日
2007年11月29日
■ペン先
オリジナルペン先:天使の羽根刻印 M・B
■インク吸入方法
インク止め式
■ボディ素材
スターリングシルバー・樹脂
■ペン先素材
18金ロジューム加工
■首軸部分
シリアルナンバー入り
■販売価格
\294,000-(税込み)
■パッケージ内容
シルバークロス・スポイト・ボトルインク・レターセット
使用方法の詳細は下記「myth誕生・・・・パッケージ」内文章に記載。
mythカタログを印刷する

myth誕生まで・・・・デザイン
子供が成長する間には様々な出来事があるだろう。
成長した後に、生まれた当時の親の愛を知ることが出来れば素敵だなと考えていた。
そのような事を考えていた1985年当時、筑波で科学万博が開催され、 15年後に手紙を届けるというポストカプセル2001が実施された。
15年の歳月が過ぎ、届けられた手紙の一部が一冊の本になり書店に並んだ。
「結婚した妻からの恋人時代の手紙」「15年後の自分に投函した手紙」……悲しい話もたくさんあった「亡くなってしまった父親から届いた手紙」「病気の母から我が子への手紙」…15年の歳月の中で様々な人間模様が描かれていた。
受け取った感想に「たった一枚のポストカードから、忘れかけていた懐かしいものが、扉を叩いて入ってきたような感じだ」と書かれていた。
その文章に触れてmythの製作が一気に具体化していった。

Penの語源はラテン語のPENNAで鳥の羽根という意味。
一方ギリシャ神話の中で天使の生まれたストーリーがあり、その二つを結び付けて天使の羽根がペンの語源という新たなストーリーを考え、天使をモチーフにした万年筆を作ろうと思い立ったが、天使のモチーフがなかなか決まらなかった事で20年以上が経ってしまった。
やっと天使のモチーフでこれだという感触が得られたのは2002年のことだった。
それは友人のデザイナー・マイク・エーブルソンとの出会いだった。
当時、マイク夫妻は子供を授かったばかりだったこともあり、私の提案にたいへん共鳴してくれた。
そこからマイクのデザインが始まるのだが、出来上がるまで2年という多くの時間を費やし、その間にたくさんのエピソードも生まれた。
天使そのものを描いたり、天使の羽根を描いてくれたり、何枚も何枚も描いたが二人とも納得できない。
最終的に出来上がったデザインは万年筆の下方から大地・海・空・天使の羽根・雲・星だった。
下の写真はマイクがイタリアに出張で出かけた時に空港で撮影した写真をメールで添付して送ってきた写真だ。
そのメールには「この雲は天使がいそうだと思うんだけど、どうだろう……」と書かれていた。
マイクの優しさが嬉しかった。
その後もたくさんの写真に「天使がいそうだよ」と添え書きが付けられ送られてきた。
出来上がりを見るだけだと、ただのイラスト、ただの線に見えるだろうが、私にはマイクの想いが込められていて、線1本にも天使が宿っているように見える。
出来がるまでに多くのイラストを描いてくれたが、その一部を紹介する。

myth誕生まで・・・・パッケージ
パッケージ・デザインは友人のデザイナーウノサワ ケイスケさんが快く引き受けてくれた。
何とこのパッケージに費やした時間はやはり2年近かった。
パッケージは万年筆・インク・便箋と封筒・説明書・保証書を入れ、記念の品も入れられるようにしたかった。
試行錯誤を繰り返し、やっとデザインは固まりつつあったが、実際の製作をお願いする会社を探すのに一苦労した。
その時に他の仕事で知り合ったのが「本多プラス株式会社」の本多社長だった。
本多さんも「素晴らしいコンセプトで素敵ですね。是非作らせて下さい。」と言ってくれた。
ところが、ここからが大変だった。
製作数量が少なく、型を普通に起こせなかったので、大変ご無理ばかりをお願いした。
デザイン通りに制作するのが技術的に難しく、何度も何度もチャレンジして下さり、やっとの思いで試作品製作にこぎつけてくれた。
その間、ウノサワさんも技術に合わせてデザイン変更をしてくれたり、交渉を一手に担ってくれた。
その他にも、便箋と封筒のデザインからインク瓶の選択まで手伝ってくれた。
出来上がったパッケージは、(1)万年筆・インク・インク吸入用スポイト (2)説明書・保証書 (3)便箋・封筒の3つに分かれている。
説明書・保証書と便箋・封筒の入っているボックスは余裕があるので、保管する時は一つにして空いたボックスに記念の品物を入れられる。
全てを一つに入れる事も出来るので、双子が生まれたら二つの空いたボックスを工夫して使用できる。
二人ともmythのコンセプトに賛同して始まったが、私が冗談交じりで「引き受けなければ良かったでしょう」と言うと、決まって「そんなことはないですよ、素敵な仕事ですから、引き受けて光栄です」と言ってくれた。
まさに天使の心をもった方々が天使のパッケージを作ってくれた。

myth myth myth myth


myth誕生まで・・・・感謝の気持ち
万年筆の製作は試行錯誤の連続で大勢のメーカーの皆様にお世話になった。
万年筆メーカーの皆様、マイクさん、ウノサワさん、本多さん、本多プラスの社員の 皆様……心から、ありがとうございました。
この万年筆で書かれた手紙を20年後に読んだ子供達が結婚し、その子供にまた手紙を 贈ってくれる日を夢見て……





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